頬白
<ほおじろの ささやきまろみ はるちかし>
いつもの散歩道には年中いいるホオジロ。
春には「一筆啓上仕候」(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)と
それはよく通る声で鳴く鳥ですが、
冬は地鳴きといって枯れ藪の中でチチッと仲間と小声の会話をする程度です。
立春が近づく頃、寒い野原にも太陽が射すと鳥も嬉しいのでしょうか?
枯れ枝の上に姿を出して、いつもよりゆったりと、丸みを帯びた声で鳴いています。
まるで「今日は良い天気だね〜」としゃべっているように。
by nakarahanjaku
| 2011-02-02 19:37
| 俳句