片栗粉の思い出
腹を減らした少年は、母のいない台所の水屋からこっそりと、お椀にトントンと片栗粉を出してちょろっと水を入れ粉を溶いた。そして沸かしたお湯を入れてかき混ぜる。ふうふうしながらオリエンタルカレーのスプーンを最後まで舐めた。少年の空腹はなんとか満たされた。
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by nakarahanjaku
| 2015-04-04 00:24
| 詩
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