僕のパワースポット
僕のパワースポット ふるさとの平尾山に ひっそり佇むお稲荷さん 目を瞑れば浮かんで来る 少年時代のこと 初午の賑わい 綿菓子、吹き矢、形抜き 発電機の音、子どもの歓声 部活のシゴキ場兎跳び、腕立て伏せ、腹筋ぼとぼと汗が土を濡らした それが今では かつての何もかもが 幻のようにも思える 怖いほどの静寂だが ここに佇めば 僕の体内は振動し 連綿と繋がる先祖を感じ 見守られている そんな気がして来るのだ
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by nakarahanjaku
| 2015-01-21 17:01
| 詩